シェーカーボックスとは、19世紀を中心にアメリカで活動していたシェーカー教徒によって創られた木製品のひとつです。シェーカー教徒は厳格な清教徒で、「simplicity（シンプリシティ）～全てにおいて簡素である事～」を理想として、建物から家具、日用品に至るまで、装飾性を避け機能性を追求した実用的なもののみを丁寧に創りだしていました。

全てが共有財産という制度の中で、唯一個人財産として認められたもの、それは各個人にひとつ持たせられたシェーカーボックスの中身でした。シェーカー教徒にとってボックスはまさに自分の「宝箱」だったのです。
シェーカー教徒が使う道具の美しさと機能性を兼ね備えた高い完成度は、のちにシェーカーデザインとして受け継がれ、伝統の技法を受け継いだクラフトマンの手により、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。

製作は、シェーカーボックスの名工でカナダ在住のBrent Rourke（ブレント・ルーク）氏です。ブレント氏の作品は細部までこだわりを持って仕上げられるいるため、完成させるまでに多くの工程を経て作られます。
接着剤を使わず、銅の留め具と小さなダボだけで作られた作品からは、熟練の技術が感じ取れます。
美術工芸品コレクターにも評価の高いその作品は、本場アメリカのシェーカーコミュニティービレッジにも納入されているほどのトップクオリティを誇ります。

• サイズ: 幅27.5、奥行21.0、高さ12.4cm
• 素材: チェリー、ラッカー仕上げ

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シェーカーボックス（チェリー）

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